西南戦争之記録

これは高橋信武が書いています。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ラーメン

昔、どことは言わないけど某所でラーメンを食べたことがある。カウンターの前にすだれがあり、その向こうに小さい隙間があり、調理室がわずかに見える。カウンターの席に着くと両側に仕切りがあり、左右の客と隔てられている。すぐ隣に左右の客がいるのだが…

臼杵関連・高原(たかはる)士族田口敬之助

薩軍兵士田口敬之助は西南戦争の際、大分県臼杵で6月10日に負傷し、翌日官軍熊本鎮台に連行されている。彼は薩軍の状況を自供し、薩軍内部の規律を記した書類一枚を所持していた。防衛研究所にその際の彼に関する資料が残っている。臼杵で降伏した薩軍側の供…

重野安繹(しげの やすつぐ)の漢詩軸紹介

重野安繹の漢詩掛軸2点を紹介したい。2点とも以前購入したもので、読めない字がいくつかあるので先日、大分県立先哲史料館の松尾大輝さんに解読をお願いした。その場でも読めない字は残ったが、読めないまま紹介する。松尾さんには以前もお世話になったが…

中原幹彦2023.12西南戦争「熊本鎮台首脳部」古写真の再検討ー一枚の古写真がつなぐ物語ー の抜刷りをいただきました。

「歴史玉名」第105号の抜刷りです。 この写真は熊本城内、宇土櫓南側にある広場で撮影されたもので、10人が写っている。そのうち一人は従来誰であるのか不明だったとされていたが、中原さんは陸軍服制図・帽子・正衣・正袴・飾帯・飾緒・臂章(ひしょう)・…

廣瀬雄一著「対馬海峡をめぐる先史考古学」同成社 2023年11月30日発行

表題の本をいただきました。 著者の廣瀬雄一さんは慶応大学大学院を卒業。韓国の釜山女子大学客員教授の頃、九州縄文研究会でお会いして以来の交際ですが、近年の高橋は西南戦争戦跡の方に興味が向いたので縄文研究会から足が遠ざかっており最近はお会いする…

川ナシ峠の記事追加

先に臼杵市甲﨑山の戦跡②で1977年6月9日に官軍が臼杵攻撃の前に野営した川ナシ峠の所在地について検討し、下図の位置、2基の台場跡がある所付近に想定したが、当時の大分県民はその所在地について知らなかった、という史料が2件あったので掲げる。 その…