西南戦争之記録

これは高橋信武が書いています。

ラーメン

昔、どことは言わないけど某所でラーメンを食べたことがある。カウンターの前にすだれがあり、その向こうに小さい隙間があり、調理室がわずかに見える。カウンターの席に着くと両側に仕切りがあり、左右の客と隔てられている。すぐ隣に左右の客がいるのだが。目の前の小さい隙間から一杯のラーメンが差し出される。そうしたら客はひたすら食べることに集中する仕組みになっていた。

その場で思ったのだが、一つずつ仕切られた狭いケージが並び、目の前に餌が配られたらひたすら食べることしかできない養鶏場の鶏になった気がした。

食べ終わって早々に店を出た。二度と行きたくないと思った。こんな状態で食べておいしいと思うのは鈍感なニワトリ脳だろう。客を馬鹿にしている感じが嫌だった。鶏だったら気が付かないだろうが。