西南戦争之記録

これは高橋信武が書いています。

3D写真 大分市吉野越(よしのごえ)の台場跡2基

以前、ブログで紹介した大分市吉野越の台場跡を3D化してみた。目的地の南西で車を降りてなるべくゆっくりだらだら坂を上り、約10分で到着。

背の低い草や枯れたススキなどがあると、画面にまだ写っていない部分が残り地面が写らないことが分かった。どうやら次からは根切りバサミを持参する必要がある。春から秋は葉っぱがあって難しそう。立木は一面から写すだけでは駄目であり、左右や背面も写さねばならない。細いのまで木の一本一本のまわりを回って撮影を続けた。立ち枯れた木も、どけた方がいい。邪魔じゃまになる。画面の白い部分は日光。完成した画像の最も高い所が2点とも台場跡の背後となっている。土塁部分が低い方を向いて造られたことが分かる。水平面に対して地形がどのように傾いているか自動的に写るらしい。※下の地図に間違えて台場印を入れてしまった。3号の左下。

scaniverse.com

上の小さい画像をクリックすると3Dに移行します。画面をくるくる回してみると半円形の台場跡がぼんやり分かってくる。

立木が途中で折れて、戦場の跡みたいに見えるが立木の中くらいから上の部分を撮影しなかったし、撮ろうとしてもできなかっただけ。2号の北側数mに北側を向いた台場跡らしき部分をみつけた。3Dで見えるだろうか?

もっと写す範囲を広げてもいいことも分かった。3D画面の黒い部分が撮影可能な範囲だろう。

 

 

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3号台場跡の土塁の中央部には太い木が屈曲して生えているので、これを参考に3Dを見ると理解しやすい。

今回の3Dは周囲を切り取らなかったので撮影したすべてが写っている。もう少し四角になるよう撮影した方がよい。立木や草が無かったら、短時間にきれいに撮れるだろう。立木の影が線状にいくつも写っているのは、画面を見にくくしているのだろうか?曇りの日に撮ったらどうだろうか?

今回は少しだけ前回の松原峠台場跡よりも撮影がうまくなったと自画自賛。しかし、現地で描いた略図の方が3Dよりも遺構の平面形が分かりやすい。携帯では周辺地形も広くは撮影できないので、広域の3D化は本格的な装置に任せたい。