西南戦争之記録

これは高橋信武が書いています。

大迫山で3D

以前紹介した臼杵市大迫山の台場群の一部で3D撮影してきました。

今日は二日目。これまでは4基の台場跡を確認していたが、二日前に4号の3D化に出かけて5号を確認した。位置は要再確認。以前は草に覆われていたので台場跡らしいと思いつつそのままになっていた。今回行ってみたら除草されていたので台場跡であることが明確になった。しかし、少しでも草があるときれいに映らないと分かったので、初日は根切りバサミ持参で4時間作業。

途中、一団体10人位の人たち(福岡から)と単独の4人が通り過ぎた。南側麓にある臼杵総合公園から4号台場跡の東側にある三角台という展望所までが代表的だが、三角台を守る会の人達があちらこちらに歩きやすい山道を設けているのでここは臼杵市内で手ごろな低山歩きの場所になっている。うち一人、三角台を守る会の高野美恵子さんと小話。

昨日は小雨で、行かなかったが今日は快晴なので出かけた。二時間ほど除草し、撮影したのが次の写真(5号台場跡)。今日は4人が通り過ぎた。3D画像を保存しようとして何度も失敗するので東側数百m位にある三角台という伐採されている見晴らし場所まで行ったら保存できた。森の中では上空を覆う木々が邪魔で衛星と通信できず保存できないのだろう。

下の小さい画像をクリックするとくるくる回してみることができる。この5号台場跡は中央部の自然地形を掘り残し、その周囲が円い溝のようになっている。さらにその外側に土塁部が取り囲んでいる。中央の自然地形の端に看板が立っている。まだ略図は作成していない。登山道が台場跡の中ほどを縦断しているので、両側の路面も撮影したので長く伸びた部分が道路である。4号台場跡と似た規模だが、4号の場合は内部が窪んでいる。拡大すると細部が見える。

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次は4号台場跡の3D化。あたりに転がっている木々を遠ざける程度の作業だけをし、除草はしていない。看板が台場跡の北部にあり、4号は付近で最高所に造られている。内部が窪んでいるのがくるくる回すと分かりやすい。西部の土塁と外側付近に20㎝位の角礫がいくつも転がっている。土塁の中に角礫を入れたらしい。4号画像も西側に戻って見晴らしのいい高い所で保存できた。

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拡大してみることもできる。そうすると分かりやすい。

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画像では途中で途絶えた木ばかりがあるようになっているが、数メートル先は取り込めないのでこうなったのだ。携帯から何かが発射され、反射したものを記録する仕組みらしい。